初の海外、南米旅行 その8!

このシリーズも第8弾◎

 

前回はレインボーマウンテンに登る前まで書いた。

 

今回はついに!登ります!

 

とは言っても、ゲストハウスからは遠かったので、まずは向かうとこから。

 

朝5:30だったかな?結構早めに起きて、朝ごはんを食べたらすぐに出かけた。

 

外へ出るとバスがゲストハウスの近くまで迎えに来てくれていて、もうすでに多くの人が乗車していた。

 

僕と友達は最後の乗車で、二席分空いていた最後列に腰を下ろした。

 

私の隣に座ったのは、友達と、ウェールズ人女性に挟まれる席だった。

 

バスに乗ってから30分ほどすると、左肩にじわじわと圧力がかかった。

 

ウェールズ人女性が眠りに落ちて、頭をこちらに傾けてきたのである。

 

 

おお!この人初対面なのにすこぶる信頼してくるじゃん!

 

 

とても驚いた。

 

きっとあの人は僕のことが好きだったんだろうなぁ。

 

そんなことを考えながら、30分から1時間くらい、ずっと左肩にウェールズ人女性の頭が乗っかっていた。

 

それからその人が起きるとすごく恥ずかしそうにしていて、

 

Oh,sorry.

 

発音やっぱ違う。

 

Ohがもうすでに、オォゥみたいな日本語で表現しづらい発音で感動した。

 

No problem.One more OK.

 

みたいなことを言うと笑ってもらえて、英語が通じたこと、冗談が通じたこと、すごく嬉しくて自信になった。

 

それから間もなく、昼食の場所に着いた。

 

ご飯食べて、説明を受けて、いざ山へという流れだったのだが、ご飯の提供のお手伝いをしてた男の子がすごく可愛くて、幸せな気分になった。

 

友達も、あの子めっちゃ可愛いって言ってて盛り上がった。

 

一所懸命に働く子って素敵だなぁ。

 

さて、昼食会場を後にすると、バスはすぐに道無き道感溢れるところへと入って行った。

 

これ絶対脱輪するって思ってしまうほどの幅を巧みに縫っていく。

 

さあ、バスが着いた。

 

すでに標高は4,000mほどだったかな?

 

ここから歩いて、標高5,000mを越える山頂を目指す。

 

すでに空気が薄いはずだが、4,000mにはもう体が慣れていたので平気だった。

 

足場が整理されてるとは言えない道をずーっと歩いて行き、初めはほぼ平坦に見える道を進む。

 

そして、奥の方には傾斜がグワッと急になっているところが見える。

 

友達も僕もお互い視力が2.0あるので、きちんと見えていた。

 

ちなみに、馬に乗ってめっちゃ進めるサービスもあったが、歩くことにした。

 

僕は大学時代に六甲全山縦走というものを経験していて、山登りはキツいけど行けるだろうという思いがあった。

 

日頃から運動していたため、友達を僕が引っ張って行くと思っていたらたまげた。

 

 

友達めっちゃ速い。

 

 

速い登山は僕にとってすごく酷なものだった。

なんせ酸素が薄いの!

 

どんどん空気が薄くなっていく感じがして、高山病が蘇ってくる感じもして

 

こっちは綺麗な景色が見たいだけなのになぁ

 

綺麗な景色は、過酷の先にあるのでしょうか?

 

登山の記憶は、「キツい」と「友達速い」くらいしかない。

それしか考えられなかった。

 

その中で、外国人のステキな面に触れた。

 

もう目が死んでしまってるような状態で俯きながら山頂を目指す僕に、見知らぬ外国人が声をかけてきた。

 

"Vamooooo!!!!!"

 

拳を握った両手で、がんばれ!という仕草をしながらの、バモ〜〜〜!

 

すごくステキだと思った。

 

日本にいると、見知らぬ人に関わりにいく人って少ないけど、キツくてそれでもがんばってるときに、同じ境遇を味わった人に応援してもらえることがこんなにも嬉しいとは。。

 

体のどこか奥底から力が湧いてきて、山頂まで行くことができた。

 

道行く人にバモ〜って言いたいなぁ

 

バモ欲がすごく高まりました。

 

 

レインボーマウンテンは本当にレインボー。

 

これは山頂に行った人の特権だなって思った。

 

地層が織りなす色とりどりの山の断面は、誰もキャンバスに描けないような、綺麗なところだった。

 

うーん、上手く表現できないけど、完璧に表現できる言葉がないからこそ見る価値があるということにしておいて、今回の話は終わり!