初の海外、南米旅行 その5!
私には記録に残しておきたい記憶がある。
初海外は南米で、友達と2人の旅行をした。現地集合をするまでの記録などを綴っている。
ブログを読むときは部屋を明るくしてなるべく画面から離れて見てね
さて、前回は、ラパスに着いたところまで書いた。
入国審査のところをラパスと勘違いして、勝手に置いていかれかけた訳だが、分からないことをしっかり質問したことで迷子にならずに済んだ。
分からないままにしないって大切だなぁ。
ラパスへ着くと、すごく大きなバスターミナルに来た。
国内国外あらゆる所へ行くことができるバスターミナルで、5,000円〜6,000円ほどですごく快適なバスを手配できたかな?
ちょっと高いけど、手は出せると思ったのでゆっくりできるバスをまた選んだ。
今回はバスターミナルで8〜9時間待った。
長い。。。
そして、この間はずっと高山病で身動きを取るのがすごくしんどかった。
頭痛と吐き気はどんどん強くなる。
ベンチでぐったりするしかできなかった。
また、ドコモの海外利用を使っていたのだが、この、ラパスでの待ちの時間で携帯料金の上限に達したので、Wi-fiスポットへ行かないとスマホでの通信ができなくなってしまった。
連絡手段が消えた。
あれ?現地集合できる?笑
とりあえず、ウユニの約束のホテルへと信じて向かうしかない状態になった。
合流できるのか不安になりながらベンチに横たわっていた。
バスターミナルには大きなテレビがあり、延々とイタズラ番組を繰り返し流しており、すごく面白かったので、待ち時間の大半はそのテレビに費やした。
待ち時間を割と楽しめていたのだが、イタズラ番組も繰り返されているので、内容を覚えてしまった。
それから、私の発狂しそうになる出来事が始まる。
「クスコクスコクスコクスコクスコクゥスゥコォォォォオオオオオオ!」
周りから叫び声が聞こえ始める。
ここの文化として、バスの宣伝をする時に地名を連呼して、しかもめっちゃ叫ぶというものがあった。
私は待ち時間の後半から絶え間なくこれを聞かされ続けることになる。
もはや洗脳のレベル。
おかげさまで地名は少し覚えました。
現地で暮らすことになったとしても、ひとまずバス会社の勧誘のバイトならできそうなくらいに再現できるまでになった。
南米旅行全体を振り返って、一番辛い、しんどいというのはここだったなぁと思う。
そんな時に支えてくれたのは、足立佳奈さんというアーティストの歌だった。
中でも、『だいじょうぶっ!』という曲はすごく真っ直ぐな歌詞の応援ソングで、勇気を与えてくれる曲だ。
先日受けた新任研修で、勇気とは怖がらないことではなく、怖くてもやることだと習った。
この時はまさにそうで、会話が楽にできないし、行き先がちゃんと合ってるのかすら分からない。いつでも連絡取れる状況ではない。
とにかく怖さがまとわりついて離れなかった。
それでも、怖いけど大丈夫だなという感覚は足立佳奈さんが常に与えてくれた。
ぜひ一度聴いてみてほしい。
身体がしんどい中でもポジティブになれた私はこれは絶対話のネタになると確信し、どんな話の構成にしようかと考えられるほどの余裕を作ることができた。
そんなことをしているとバスの出発の時間が来た。
予定より、一日遅れでようやくウユニへと降り立つ。ウユニに着いてから、どのように連絡を取れば良いのかと不安になったが、着くところの環境が全く分からないので、考えるのをやめた。
とりあえず着いてくれ、会えてくれ、、、
信じるしかなかった。
バスに揺られて、いつの間にか、眠っていた。陽がまたのぼり、3月4日。
!!!ちゃんとウユニに着いた!!!
まだ、友達に会えてはいないけど、1人で目的地であるウユニに行くことができたのは、すごく自信になった。
根拠はないけど、絶対会えると思った。
自信に満ち溢れていた。
約束のホテルへ行く。
もうすでに満室だと言われた。
そして、友達の名前を伝えると、そんな人は泊まっていないと言われる。
???
あれ?通信制限かかってるけど、どうやって情報を得よう?
マメな友達なので、約束と違う場所になったら確実に連絡を入れてくれている。
しかし近くにWi-Fiスポットが見当たらず、得る手段がない。
そんな時、クスコから続いている高山病が強さを増した。
頭痛がひどい。
これは病院へ行こう。
病院へ行ったら、高山病の薬がもらえるだろうし、Wi-Fiがあるかもしれない。
ホテルの人に病院の場所を教えてもらい、ホテルを後にした。
外へ出て二歩目。右前方からスキップをして近づいてくる人間がいた。
友達だった!
何も連絡を取れていなかったのに、バッタリと遭遇し、スキップで迎え入れてくれた。
高山病に負けた私は嬉しさを全身で表現することは出来なかったが、何とも表現しがたい安心感に包まれた。
もう試練は過ぎ去った。
友達が高山病対策法をめっちゃ調べてくれていたので、約束してたとこの隣のホテルへと行き、部屋を手配して、病院へ行くことなく、ゆっくりすることができるようになった。
苦しみに行ったのかと錯覚するほどの行きの移動だったが、やっと本来の目的、ウユニ塩湖が近づく!
ということでその5はここまで!
偶然会えてなかったらどうなっていたかと想像するだけでゾッとするが、無事会うことができて、ここから当分は二人旅です◎