初の海外、南米旅行 その1!
私には、記録に残しておきたい記憶がある。それが南米旅行である。
初海外にはあまりに無謀で、こんな体験をする人はほとんどいないんじゃないかと思えるほどの旅行だった。
私はもともと初海外は南米だと決めていたわけではない。むしろ、南米は、近場でちょっとずつ異文化に触れた後で行くところだと思っていた。
なぜ南米が初海外になったのかと言うと、旅行の誘いを断り続けていたからである。
私には小学校から高校まで一緒で、大学も近くと言えば近くだった友達がいる。
電車で30分もすれば会えるので、一緒にサッカーを見たり、EXILEのLIVEに連れて行ってくれたり、よく遊んでいた。
長期休みになると海外旅行に誘ってくれた。
韓国、東南アジア、ヨーロッパ、色々と誘ってもらったのだが、毎回決まって、今お金ないからと言って断っていた。
時は経て大学4回生になった。卒業旅行のタイミングで南米旅行に誘ってくれた。ほとんど授業がなかったこともあり、バイト漬け生活も可能なので誘いを受けることにした。
これが初海外が南米になった背景である。
2人の南米計画が始まる。
ウユニ行きたい!マチュピチュは行っとこ?クスコってめっちゃ良い街だって!イグアスの滝見たくない?
色々な○○したい!が溢れてて計画から楽しかったのだが、友達のイグアス提案と3週間という期間の提案に綻びが生じ始める。
俺、そんなに滝に興味ないな、、、
初海外で3週間は長いな、、、
僕らはお互いの○○したいを成し遂げるために妙案を編み出した。
「現地集合にしない?」
今思えば、滝も行ってみれば楽しいんじゃない?3週間でも、海外経験豊富な友達となら問題ないんじゃない?という、ごく普通の思考回路ができるが、当時は違う。
極度の楽観主義が働いて、現地集合良いねー!と思ってしまった。
わてにとっての初海外は、南米だっただけではなくて、南米に現地集合するという無謀な旅行になった。
そうと決まれば行動は早い。お互いに南米までの往復の航空券を手配した。しかし、同じ便を取ることができず、行き帰りともに一人で移動することになった。
待ち合わせ場所はウユニのホテル。何?この文。聞いたことないのでもう一度言ってみる。待ち合わせ場所はウユニのホテル。
うん、やっぱり聞いたことない。
地球の歩き方は買っていたので地図はある。野生の勘と地図とスマホを頼りに待ち合わせることになった。
さて、出発の話をしよう。
目的地はウユニ。関西国際空港出発で、ボリビアのウユニへと向かった。
予定は、関空→羽田→トロント→リマ→クスコ→ラパスと飛行機を乗り継いで行き、ラパスからウユニまで夜行バスというものだった。
日本時間の3月1日14:50に関空を発ち、ウユニ現地時刻で3月3日の朝に着く予定だった。
計画の時点から長い!そして、3月1日の夜に羽田から飛んで、時差の影響で3月1日の夕方にトロントに着くって予定だったかな。
こんなに長く3月1日を味わうことはもう二度とないかもしれない。
英語が得意ではない私にとって、関空→羽田は好都合だった。日本語でトランジションを経験できるので、海外に出た時に似たようにすれば良いからである。
関空でチェックインの仕方も、飛行機に乗るまでの流れを学んだ私は、意気揚々と飛行機に乗った。
羽田まではすぐに着いた。そして乗り換えもスムーズに行けた!いやぁ、初めてなのに俺って飛行機に乗るセンスあるなぁって思っていた。案内に従っただけだが。。。
羽田からトロントはエアカナダとANAが協力!みたいなことをしてて、英語の後に日本語でお知らせするのが決まった流れだった。
英語を聞き取ってみて、日本語で確認する。うん、分かるぞ!
添乗員さんが、飲み物を聞いてきた。
Water.
伝わった!これによって英語の自信を大きく待つことになる。
ということで、南米振り返り第一弾はここまで!